ゼン

ZEN       (静岡市)

ZEN

ZEN

 

2回ぐらいしか行ってないが、結構硬派のオーソドックスなジャズ屋だった。

ちょうど、はじめて行ったときに、スイングジャーナル・JAZZディスク大賞になったばかりの「THE GREAT JAZZ TRIO AT THE VILLAGE VANGUARD」がかかっていた。
ということは、1977年に行ったのだろう。

真っ黒い感じの内装で、そんなにきたない店ではなく、といってしっかり聴かせます!という姿勢のあるいい感じの店だったが、しばらくして行ったら無くなってしまった。
黒地に緑のコルトレーンのイラストが裏表につながって入っているマッチ。


後に調べてみると、昭和51年(1976)の「JAZZ日本列島」に載っていた。
この時点で開店満5年とあるので、1971年ごろのオープンとなるようだ。
当初、藤枝市で4年、清水市で1年ぐらい営業しており、「苦節の5年間」とある。

自分が2回ほど訪れたのがおそらく1977年。
その少し後には無くなっていて、果たして昭和55年(1980)度版の「JAZZ日本列島」には載っていない。

静岡市で再開した後もわずかな間に閉店を余儀なくされたようだ。
その後の「苦節」については不明である。

レマ

REMA (京都)

あの有名な「しぁんくれーる」の姉妹店です。
1972年ごろの開店で、寛いでお酒を飲むタイプの店。
マッチデザインでも感じられるように、アンティーク趣味のお店だったようで、女性客が多かったそうです。

REMA

REMA

REMA

REMA


REMA

REMA

REMA

REMA


REMA

REMA

REMA

REMA


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ミスティー

Misty     (埼玉県所沢市)


所沢といっても、市街中心ではなく、少し外れた星の宮地区にあったジャズバーらしき小さなお店。
通りがかりに気づいて何度か行ってみようとしたが、昼間はやっていないらしく、夜には行く機会がなく、といううちに無くなってしまった。
「Sinse1992」となっているが、どのくらい続いてやっていたのか。
15年ぐらいだろうか。

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さんじぇるまん

St.Germain       (東京・高円寺)

St.Germain

St.Germain

St.Germain

St.Germain

高円寺南口・エトワール通りにあった老舗サンジェルマンのマッチ。
1966年オープン、1982年に閉店のお店。
ハードバップ系のお店で、店主も自らトランペットを演奏する方で、常連客が多かったようです。

店舗の内装などのデザインは、まだ慶大の学生だった景山民夫(作家・故人)と高平哲郎(エッセイスト)によるそうで、マッチも、彼らのデザインではないかということです。



ジャンゴ

DJANGO       (東京・池袋)

DJANGO

DJANGO

DJANGO

DJANGO



池袋西口で、わりと有名だったお店で、開店は1977年ごろ?
狭い店内で、JBLのパラゴンを大音量でかけていたそうです。
マッチ画像は頂きもので、裏の絵は謎。
お店は1986年に閉店されたそうです。



作家の珈琲

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作家の珈琲(平凡社)

ジャズ喫茶のマッチ画像提供で、ちょっとだけ取材協力した本が出来上がってきた。
「DUG」と「イトウ」のマッチが記事中に載りました。
ちゃんと巻末のクレジットに名前が載ってました(^^)

作家の珈琲

作家の珈琲
著者:平凡社
価格:1,728円(税込、送料込)
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まりも

NARIMO       (東京・練馬区)

MARIMO

MARIMO

MARIMO

MARIMO

練馬区・桜台にあったお店で、’72年ごろから数年間の営業だったらしい。
人から頂いた画像にて、詳細は不明。
この地域の立地だと、日大芸術学部の学生向けだったのかもしれない。



JAZZ PERSPECTIVE


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シュートアロー氏より、雑誌掲載のご連絡を頂きました。
「ジャズパースペクティヴ」vol.10(2015年06月発売)の中で、ジャズ喫茶マッチ箱絡みで8ページのグラビア記事を書かれています。
8Pということは、見開き4面ですから、結構なスペースです。
私的には、渋谷デュエットのマッチのバリエーションがいろいろあったのが面白かったです。

【送料無料】 JAZZ PERSPECTIVE VOl.10 【単行本】
価格:1,620円(税込、送料込)




東京ジャズメモリー

東京ジャズメモリー
文芸社 / シュート・アロー著


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この本の著者のシュート・アロー様より、ジャズ喫茶マッチのことでメールを頂き、初めてこの本の存在を知ったのですぐにネットで取り寄せ、読ませていただきました。

なんとも自分とほぼ同時代の感覚で実に面白く、懐かしかったです。
何より、本の冒頭に渋谷ブレーキーが出てきたのに感動しました。
この手の本でジャズ喫茶といえば、普通まず筆頭に新宿や吉祥寺などの老舗の話が多いと思いますが、普通、ブレーキーやアルフィーなんて絶対出てこないから驚きました。
「田園コロシアム」のライブの話とか、まさに同時代で、自分も団塊の後世代で多分シュートアローさんの少し上かと思います。
70年代後半から80年代はじめのjAZZが盛んでありつつ終わろうとしていた時代が自分の最盛期であったので、この本は実にはまりました。

ぜひご一読をオススメします。

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リアナ

LIANA       (東京・銀座)

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波平様より画像を頂きました、銀座・リアナのマッチ。

資料もデータも無くなにも判りませんが、明るいお店で「いい店」だったという声は多いようです。
しかし、お客さんはあまり入っていなかったようで閉店してしまったようですね。

現在銀座には、Liana という名のイタリアン料理店があるようで、関係があるのかと思いましたが、チェーン店のようなので無関係でしょう。