吉祥寺サムタイムの、あの野口伊織氏が渋谷に出したカフェバー。
1982年開店でスペイン坂あたりにあったらしいが、雰囲気は吉祥寺と全然違ったようだ。
いつまであったのか不明。
MARY JANE (東京・渋谷)
当時はアヴァンギャルドの傾向が強かった、ハードなJAZZ屋。
真っ黒い室内には大音量で前衛フリージャズがかかり、お客は頭を抱えるように真剣に聞いていた。
なぜか、そんな中で平然とお弁当を食べているサラリーマンがいたことも・・・(^^;
小型でつやの無い紙。手書きの原稿。
このパターンの方が昔のタイプではなかったか。
英語の手話のイラストは、新しい方と共通。
ここはレコードコレクションが膨大だった。
これは、Mさんのご寄付によるもので、メアリージェーンのバリエーションでブックマッチ。
何時頃のものか不明だが、おそらく上記のパターンよりも新しいのでは、と思う。
これは、Tさんに寄贈いただいた、また違うパターンのシンプルなもの。
年代不詳だが、マッチ箱の状態からしてわりあい新しそうな感じである。
メアリージェーンは、その後ソフトな路線になり、明るく食事ができるお店として長く続けてこられましたが、2018年10月24日閉店
SWING (東京・渋谷)
渋谷・百軒店にあった老舗の店。
「ムルギー」のカレーを食べてから、はす向かいのこの店でアイスコーヒーをよく飲んだものだ。
その後東急ハンズの裏手のビルの2階でジャズのビデオを流す店として営業していたが、それも閉店してしまったようだ。
マッチは同デザインで普通サイズと大判とがある。
GENIUS (東京・渋谷)
百軒店のジャズ喫茶の中では割とオープンな雰囲気の店だった。
ジニアスは、道頓堀劇場そばの地下に、スナック的なジニアスⅡも近くの2階にあり、後には宿命的にⅡの方が主体のようになっていたようだ。
渋谷・百軒店には小さなジャズ喫茶がたくさんあったが、この界隈には象徴的なユニークな店が他にもいろいろあった。
ストリップ劇場の「道頓堀劇場」も有名(先日テレビでやっていた)だが、カレーの「ムルギー」も 知る人ぞ知る店である。
ジャズ喫茶「音楽館」のすぐそばにあるインドカレーの店だが、古ーい名曲喫茶みたいな時代がかった内装が古色蒼然として 実に怪しい雰囲気を醸し出す店内では「ムルギー」というカレーライスだけを販売している。
これがインド風でうまいのであるが、メニューには「ムルギー」と、ゆで卵を添えた「卵入りムルギー」があって、注文をとりにくるおじさん(おじいさん?)に「ムルギー」を注文すると必ず卵入りを勧められるのである。
卵は要らないというと、このおじさんは決まって「卵入りのほうがおいしいのになあ」と悲しそうな顔でつぶやくので、何か悪いことをしたような気になるのだが、いつも執拗に勧められるのでこちらも意地になって一度も卵入りを頼んだことが無かった。
あそこに行く機会もない今ではなんだか悔やまれるような気もして・・・ (^^;
ONGAKUKAN (東京・渋谷)
知る人ぞ知る、一時期の渋谷・百軒店を代表していたジャズ喫茶。
かの伝説のカレー屋、「ムルギー」の2階にあって、黒くない明るめの内装なのでなんかあっけらかんとした雰囲気だった。
マンガ本がいっぱいあって、かかる曲は真面目なジャズだった。
マッチがあった覚えはなかったのだが、Mさんより寄贈頂いたマッチの中にこれがあった。
何ともいえない雰囲気をもつ裏表同じデザイン、と思いきや、手が対称になっていた。
ここは現在、ほぼ当時のままで、「jazz@groove」というお店になって頑張っていましたが、残念ながら閉店となりました。