De Havilland DH5

De Havilland DH5

De Havilland DH5

デハビランド・DH5

1917年イギリス
単発・単座戦闘機。
全長:6.71m、全幅:7.83m、全備重量:676kg
エンジン:ル・ローン 110HP、武装:7.7mm機関銃×1、
最高速度:164km/h

ソッピースのシリーズに似た空冷回転星型エンジンの機体だが、主翼の下翼が上翼よりも前にセットされた逆スタッガー方式。
資料不足でよく判らないが、パイロットには評判の悪い機体だったようだ。

De Havilland DH5 Britain

De Havilland SE5

De Havilland SE5

De Havilland SE5

デ・ハビランド・SE5

1917年イギリス
単発・単座戦闘機。
全長:6.49m、全幅:8.50m、全備重量:876kg
エンジン:イスパノスイザ 150HP、武装:7.7mm機関銃×2、
最高速度:191km/h
De Havilland SE5(R.A.F)

R.A.F(Royal Aircraft Factory)開発による水冷V8イスパノスイザエンジンを搭載した英国を代表する主力戦闘機。
高速で航続力もあり、操縦安定性、整備性、耐久性にもすぐれたトータルバランスの高い機体であった。

SE5は初期型だが、すぐ後のSE5aは歴史に残る名機となった。
機関銃は2丁だが、1つはエンジンカウル上に、1つは主翼の上にもっている。

個人的にはカウリングの四角い機体デザインはあまり好きではないが・・・(^^;

De Havilland SE5 Britain

RAF N.E.1(F.E.12)

RAF N.E.1(F.E.12)

RAF N.E.1(F.E.12)

RAF N.E.1(F.E.12)

1917年 イギリス
単発・複座戦闘機
全長:9.19m、全幅:14.57m、重量:1336kg
エンジン:イスパノスイザ 200hp、武装:7.7mm機関銃×2、
最高速度:153km/h
RAF N.E.1

Royal Aircraft Factoryで、FE9をベースに夜間戦闘機として開発されたモデル。
夜間戦闘専門機を開発するというのは当時としては先進的な野心的発想であった。
しかし、ベースとなった推進式のFE9自体がすでに時代遅れの旧式となっていたので成功しなかった。

6機のみの試作に終わっている。
別名 F.E.12

RAF N.E.1 Britain

RAF F.E.9

RAF F.E.9

RAF F.E.9

RAF F.E.9

1917年イギリス
単発・複座戦闘偵察機。
全長:8.61m、全幅:12.22m、全備重量:1125kg
エンジン:Hispano-Suiza 200hp、武装:7.7mm機関銃×2、
最高速度:169km/h
Royal Aircraft Factory

FE-2bの後継機種として、イスパノスイザの200馬力エンジンを搭載した複座機。
しかし、1917年の時点でこのタイプの推進式機のコンセプトは完全に時代から取り残されていた。

何故、今さらこの時期に開発されていたのか、ちょっと謎な気もする。
RAF(Royal Aircraft Factory)で3機だけ試作され計画放棄。

Royal Aircraft Factory F.E.9 Britain

ALBATROS C10

ALBATROS C10

ALBATROS C10

アルバトロス C10

1917年ドイツ
単発・複座偵察機。
全長:9.15m、全幅:14.36m、全備重量:1668kg
エンジン:Mercedes D IVa 260HP、武装:7.9mm機銃×2
最高速度:175 km/h

1917中期から登場した、主力偵察機。
強化されたエンジンの性能強化型。

平面図などで見ると、主翼のアスペクトがだんだん長くなってきている。
300機ぐらい生産されているようだ。

ALBATROS C.X Germany

ALBATROS C9

ALBATROS C9

ALBATROS C9

アルバトロス C9

1917年ドイツ
単発・複座偵察機。
全長:?m、全幅:?m、全備重量:?kg
エンジン:Mercedes D3 160HP、武装:?
最高速度:155 km/h

1917年初期に3機だけ作られたらしい、あまり知られていない機種で、ちょっと謎のプロトモデル。

シリーズの他のモデルと支柱の組み方が変わっている。
また、上翼だけに大きな後退角がついている独特のデザインである。

元来、地上攻撃機のプロトであったようで、フォン・リヒトフォーフェンが個人的な移動用に使っていたという話もある。

ALBATROS C.IX Germany

Pfalz Dr1

Pfalz Dr1

Pfalz Dr1

ファルツ Dr1

1917年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:5.50m、全幅:8.55m、全備重量:705kg
エンジン:Siemens-Halske Sh3 160HP、武装:7.9mm機関銃×2、
最高速度:201km/h

服用である、ファルツ・D7の派生モデルの三葉機。
中翼はたいへん幅細く下翼も細くなっており、主桁が2本+1本+1本らしく翼間支柱がY字型になっている、
下翼が一本桁の幅細い複葉機を「一葉半」と呼ぶ慣例からいうと、「一葉半半」とでもいうパターンか。

また、ジーメンス・ハルスケの強力エンジンで大径のプロペラを備えたため、主脚がたいへん高くなっている。
同じ系統のエンジンを装備した、ジーメンス・シュッケルトに似た印象の獰猛な感じのデザインである。

10機ほど作られたようだが、評価は低かったらしい。

Pfalz Dr.I Germany

Pfalz D3

Pfalz D3

Pfalz D3

ファルツ・D3

1917年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:6.95m、全幅:9.40m、全備重量:905kg
エンジン:Mercedes D3 160HP、武装:7.9mm機関銃×2、
最高速度:169km/h

大戦中期の中堅主力戦闘機で、速度は遅いが機体が頑丈で急降下攻撃に優れていたとされる。
ただし、あまり小回りはきかなかったようなので、いわゆる一撃離脱の典型だったのだろう。

この機体もアルバトロスをさらにスマートにしたような完全に円筒状のスリムボディで美しい。
アルバトロスと同じく当時としては先進的なセミ・モノコック構造である。
エンジンもアルバトロスと同じメルセデスの水冷直列6気筒で、航続力も長い。

Pfalz D.III Germany

FOKKER Dr.1

FOKKER Dr.1

FOKKER Dr.1

フォッカー・Dr.1

1917年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:5.77m、全幅:7.19m、全備重量:586kg
エンジン:Oberursel UR2 110HP、武装:7.9mm機関銃×2、
最高速度:185km/h

第一次大戦の戦闘機といえば、まず思い浮かぶイメージがこの三枚羽根の優雅なスタイルではないだろうか。
特にこの、撃墜王・フォン・リヒトホーフェンの愛機として知られる機体は、戦争というシリアスかつ無惨な舞台にあって まるでサーカスか遊園地のような真っ赤な陽気なスタイルで、現代文明がまだのどかだった時代を感じさせる。
といっても、もちろんオリーブグリーンの迷彩のものもスタンダードなカラーである。

サーカスのイメージで言う訳ではないが、このモデルは運動性が軽快で上昇力にも優れ、格闘戦に有利な機体だったようだ。
たしかに羽根を3枚にした分翼長も短く、いかにも小回りがききそうである。
また、翼の支柱もI型のシンプルなものでワイヤー張りもなくすっきりしている。

このDr.1をはじめとしてこの当時よく使われる、空冷回転星型エンジンというのは、プロペラとともにエンジンそのものも 回転するメカのようだが、よくそんな回転速度で飛行機が飛ぶもんだと、いつも半分不思議でならない。

Fokker Dr.I Germany

FOKKER D6

FOKKER D6

FOKKER D6

フォッカー・D6

1917年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:6.20m、全幅:7.66m、全備重量:585kg
エンジン:Oberursel UII 110HP、武装:7.9mm機関銃×2、
最高速度:197km/h

傑作機、D7の出現直前に作られたこのモデルは、D7開発に対する一種の保険的意味合いが大きかったようである。
D7とほぼ同じ主翼、Dr.1とほぼ同じ胴体をもつ、高速のなかなか優れた機体だったらしい。
が、しかし並行してすぐ後にできたD7が大成功だったため、量産には至らなかった。

フォッカーのこのへんのモデルは、Dr.1とD7の狭間でマイナーな存在となっている。

Fokker D.VI Germany

FOKKER D3

FOKKER D3

FOKKER D3

フォッカー・D3

1917年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:6.30m、全幅:9.05m、全備重量:710kg
エンジン:Oberursel U III 160HP、武装:7.9mm機関銃×2、
最高速度:160km/h

D2の発展型のD3は、オーベルウーゼル・空冷ロータリーエンジンを複列式に強化したモデル。
たしかに、写真を見るとエンジンカウルが妙に長いようである。
機体も強化されているとのことだが、サイズ・重量はほとんど変わりない。
(どうやら資料が間違っている可能性も大だが)

しかし、どうもエンジンの信頼性は低かったということのようである。

Fokker D.III Germany