Roland D2

LFG Roland DII

LFG Roland D2


ローランド D2

1917年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:6.93m、全幅8.94m、全備重量:954kg
エンジン:Mercedes D.III 160HP、武装:7.92 mm機銃×2
最高速度:180km/h

「サメ」の異名をとるスマートなボディは、ベニヤ合板を螺旋状に巻きつけて作られたモノコックボディである。

しかし、上翼の胴体への取り付け部が前方視界を妨げている欠点がある。

また、メルセデスの強力なエンジンで高速型のモデルながら、反面、機動性は凡庸であまり人気はなかったようだ。

1917初頭から本格生産され300機ほど作られている。

LFG Roland DII

ROLAND D16

ROLAND D16

ROLAND D16

1918年ドイツ
単発・複座偵察機。
全長:5.90m、全幅:9.46m、全備重量:?
エンジン:Siemens-Halske Sh III 160HP、武装:?
最高速度:?
ローランド D16

詳細は不明だが、1918中期以降に作られたプロトタイプ。
エンジン違い(Goebels)の170HPのモデルもあったようである。

この時期の新鋭機は各国とも、次第にパラソル翼のものが多くなってくる。
そろそろ時代は複葉から脱し始めてきたのかもしれない。

Roland D.XVI Germany

Roland D6b

Roland D6b

Roland D6b

ローランド・D6a

1918年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:6.32m、全幅:9.40m、全備重量:860kg
エンジン:Bentz Bz.3a 150HP、武装:7.9mm機関銃×2、
最高速度:182km/h

複座の偵察機で有名なローランドの単座戦闘機。
アルバトロスやファルツ、アヴィアティックなどと似た系統の独特の流線型機体。
水冷直列6気筒エンジンを搭載。

写真では華奢な雰囲気を感じるが実際には大型・大馬力の機体のようだ。
紡錘形のボディからか、「鯨」の愛称をもつ。

Roland D.VIb Germany

Roland D4

Roland D4

Roland D4

ローランド・D4

1917年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:7.32m、全幅:9.45m、全備重量:1208kg
エンジン:Mercedes D3 160HP、武装:7.9mm機関銃×2、
最高速度:155km/h

ローランドの特徴的なモノコック胴体を使った三葉機だが、中翼、下翼の配置が何だか不自然に感じる。
上翼は普通の位置だが下翼が車輪のすぐ上にあるのが変な感じなのかと思う。

1機だけしか造られなかった試作機のようだが、スペックを見ると妙に重いのが気になる。
どう見ても三葉機の利点である小回りや軽快性を感じにくいスペックになっている。

多分失敗作だったのではないだろうか。

Roland D.IV Germany

Roland C2

Roland C2

Roland C2

ローランド C2

1916年ドイツ
単発・複座偵察機。
全長:7.3m、全幅:10.3m、全備重量:1284g
エンジン:Mercedes D3 160HP、武装:7.9mm機関銃×1-2、
最高速度:165km/h

スマートなモノコックボディーと流線型の幅広の翼間支柱、三角に伸びる垂直尾翼。
流麗なシルエットをもつ美しい機体の偵察機だ。
偵察員のための後席には側方に四角い窓がついている。

操縦士は上翼の上に頭を出しているので上方視界は抜群だが、地上滑走で転覆すると致命的なので、 操縦席前の翼上には、「四つ手網」の枠のようなロールバーがついている。

そのスタイルから、「鯨」の愛称をもち、魚や鮫のようなノーズアートを描かれた機体も多い。
結構高性能だったようで、護衛戦闘機としても使われたようである。

Roland CII Germany