スパッド SA2
1915年
単発・複座戦闘機
全長:7.85m、全幅:9.55m、全備重量:674kg
エンジン:Le Rhone 110HP、
最高速度:140km/h、武装:7.7mm機銃×1
写真をぱっと見ると、プロペラが見当たらないが、よく見ると機首と主翼の間に隙間があり、そこにプロペラがついている。
牽引式の性能と推進式の前方射界を両立させる苦肉の策として考えられた珍発明の機体。
パイロットは普通に主翼の後ろに席があり、プロペラ前のゴンドラ席に射手が乗り込む方式である。
このゴンドラは、現代のトラックのキャブオーバー席のように前方に倒せるようになっている。
こんな苦し紛れなことを考えざるを得ないほどに、フォッカーの前方同調式機銃は脅威だったのだろうか。
Spad SA2 France