Spad SA2

Spad SA2

Spad SA2

スパッド SA2

1915年
単発・複座戦闘機
全長:7.85m、全幅:9.55m、全備重量:674kg
エンジン:Le Rhone 110HP、
最高速度:140km/h、武装:7.7mm機銃×1

写真をぱっと見ると、プロペラが見当たらないが、よく見ると機首と主翼の間に隙間があり、そこにプロペラがついている。

牽引式の性能と推進式の前方射界を両立させる苦肉の策として考えられた珍発明の機体。

パイロットは普通に主翼の後ろに席があり、プロペラ前のゴンドラ席に射手が乗り込む方式である。
このゴンドラは、現代のトラックのキャブオーバー席のように前方に倒せるようになっている。

こんな苦し紛れなことを考えざるを得ないほどに、フォッカーの前方同調式機銃は脅威だったのだろうか。

Spad SA2 France

Spad 13C1

Spad 13C1

Spad 13C1

スパッド 13C1

1918年フランス
単発・単座戦闘機。
全長:6.20m、全幅:8.25m、全備重量:856kg
エンジン:イスパノスイザ 200HP、武装:7.7mm機関銃×2、
最高速度:218km/h

WWⅠを通じて連合軍の中でも最優秀な戦闘機のひとつである。
強力なイスパノスイザV8エンジンを搭載し、頑丈で高速な機体である。

その優秀な性能と頑丈さ、扱いやすさを買われて、アメリカ、イギリス、ベルギー、イタリアなどでも使われている。
日本においても丙式一型として取り入れられている。

水冷V8エンジンを搭載。一見空冷にも見えるカウリングだが、これはラジエーター開口部のようだ。

魚の尾鰭のような垂直安定板が特徴的。

Spad 13C1 FRANCE

Spad 11C2

Spad 11C2

Spad 11C2

スパッド 11C2

1918年フランス
単発・複座戦闘機。
全長:7.80m、全幅:11.24m、全備重量:1167kg
エンジン:イスパノスイザ 300HP、武装:7.7mm機関銃×2、
最高速度:181km/h

WWⅠを通じても最強の戦闘機のひとつであるスパッドの、これは2人乗り戦闘機。
強力なイスパノスイザV8エンジンを搭載し、武装は固定銃×1と旋回銃×1となっている。

詳細は不明。

Spad 11C2 FRANCE

SPAD S7

SPAD 7

SPAD 7

スパッド S7

1916年フランス
単発・単座戦闘機。
全長:6.13m、全幅:7.77m、全備重量:703kg
エンジン:Hispano-Suiza 8 175HP、武装:7.7mm機関銃×1、
最高速度:208km/h

第一次大戦の戦闘機の中でも最強クラスの傑作機、スパッドの初期モデル。

エンジンが過熱しやすい、武装が1丁しかない、などの欠点はあったものの、強力なエンジンと頑丈な機体で傑出した戦闘機であった。
洗練されたボディラインをもち、後の傑作機13型とほぼ同じ基本設計で、すでに完成度の高さを物語っている。
3500機以上が生産され、後にイタリア、ベルギー、アメリカなどにも供給されている。

SPAD S7 France

丙式二型

ww1_33

丙式二型

1918年フランス・日本
単発・複座戦闘機。
全長:7.30m、全幅:10.41m、全備重量:1280kg
エンジン:イスパノスイザ 300HP、武装:7.7mm機銃×3、
最高速度:230km/h

フランスのスパッド20を日本陸軍で試用したもの。

第一次大戦で得られたエッセンスを集約した革新的な高速・重戦闘機。
強力なイスパノ水冷V8エンジンを使用。

1919年から日本陸軍が100機購入したスパッド13C1(丙式1型)と比べると支柱がI型シングルとなり、上翼が後退角ぎみになっているようでたいへんスマートになっている。

丙式二型 Spad Japan