Phonix C1

Phonix C1

Phonix C1

フェニックス C1

1918年 オーストロ・ハンガリー帝国
単発・複座偵察機。
全長:7.52m、全幅:11.0m、全備重量:1105kg
エンジン:Hiero 230HP、武装:8mm機関銃×2、
最高速度:177km/h

一連のオーストリア機らしい鈍重そうに見えるデザインで、1918年にしては古臭い感じがしてしまう。
しかし、100機以上も生産され、戦後になってもスウェーデンで30機以上造られ1920年代まで使われていたという。

これらの木製胴体はすごく太く見えるが、実はたてに深いわりに幅が薄く、視界が良いように作られている。
ボディーがたてに薄く方向安定性が良いので垂直安定板が無くてラダーのみの独自のデザインになっている。

Phonix C.I Austro-Hungarian Empire

Phonix D3

Phonix D3

Phonix D3

フェニックス D3

1918年オーストロ・ハンガリー帝国
単発・単座戦闘機
全長:6.62m、全幅:9.8m、全備重量:951kg
エンジン:Hiero 230HP、
最高速度:188km/h、武装:8mm機銃×2

フェニックスD1を改良したD2の更なる改良版で、上下主翼にエルロンを装備して運動性を上げ、エンジンもパワーアップしている。
だが敗戦に間に合わず、生産された機体はオーストリア空軍には渡らなかった。

終戦後スウェーデン空軍によって買われたということである。

Phonix D.III Austro-Hungarian Empire

Phonix D1

Phonix D1

Phonix D1

フェニックス D1

1917年オーストロ・ハンガリー帝国
単発・単座戦闘機
全長:6.75m、全幅:9.8m、全備重量:951kg
エンジン:Hiero 200HP、
最高速度:180km/h、武装:8mm機銃×2

「棺桶」とまで言われて不評だった、ハンザ・ブランデンブルグD1の下請けをしていたフェニックス社が開発した改良機種。

主翼、エンジン、ラジエーターなどを改良して、もちろん主翼の「クモ」支柱もやめている。
合板の胴体はほぼ同じような作りで、頑丈な高速機だったようである。

ただし、見かけのとおり、機敏な運動性はあまりなかったようだ。

Phonix D.I Austro-Hungarian Empire

Phonix C3

Phonix C3

Phonix C3

フェニックス C3

1919年スウェーデン
単発・単座戦闘機。
全長:6.6m、全幅:9.8m、全備重量:1063kg
エンジン:ベンツ 220HP、武装:?
最高速度:160km/h

終戦に間に合わなかったオーストリアのフェニックスD3は、スウェーデンに売却され、スウェーデンではFMVでコピーを生産した。

しかし、当然時代遅れのモデルなので現役戦闘機としては役にたたないが、練習機としてはなんと1930年代まで使われていたようである。

Phonix CIII Sweden