横廠式ロ号甲型水上機

横廠式ロ号甲型

横廠式ロ号甲型

横廠式ロ号甲型水上機

1917年日本
単発・複座偵察・爆撃機。
全長:10.16m、全幅:15.69m、全備重量:1628kg
エンジン:イスパノスイザ 200HP、武装:ルイス旋回機銃×1、
最高速度:156km/h

国産機として初めて世界水準の性能で量産された国産水上偵察機。
海軍が初めて採用した国産の制式水上偵察機で、世界に誇る日本の水偵の元祖でもある。

双フロートを持ちながら、強力なイスパノエンジンで高速を発揮、多くの長距離飛行の記録も達成している。
佐世保から追浜までの1300kmを11時間半で飛行する、当時驚異的な長距離飛行に成功。

その後、中島飛行機や愛知時計などでも大量生産され、合計200機以上作られている。
航続力約5時間。

横廠式ロ号甲型 Japan

横廠式ホ号乙型水上機

横廠式ホ号乙型

横廠式ホ号乙型

横廠式ホ号乙型水上機

1916年日本
単発・複座偵察・爆撃機。
全長:9.60m、全幅:21.0m、
エンジン:サルムソン 200HP、武装:不明、
最高速度:96km/h

日本で初めて設計製作された国産水上機で、また、胴体の下に爆弾を取り付けられるようにした最初の国産機でもある。

黎明期の機体であり速度は遅いが航続力は11時間半もある。
やはり海国日本の設計思想は大陸のヨーロッパと違い、最初から航続力志向があるのだろう。

海軍横須賀工廠で生産され、設計は後の中島飛行機創設者の中島海軍大尉。

横廠式ホ号乙型 Japan