Pfalz D8

Pfalz D.VIII

Pfalz D8

ファルツ D8

1918年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:5.65m、全幅:7.52m、全備重量:738kg
エンジン:Siemens-Halske Sh.III 160HP、武装:7.9mm機関銃×1、
最高速度:190km/h

強力なシーメンス・ハルスケエンジンを搭載し、200km近い速度を達成した高速戦闘機。

同型のエンジンを採用した、ジーメンス・シュッケルトD4とよく似た感じの機体で、40機ほどつくられたようだ。

しかしすでに終戦近く、たいへん革新的だったカウンタートルクエンジンは製造品質の低下で不具合も多く思うようにはいかなかった模様である。

Pfalz D.VIII Germany

Pfalz Dr1

Pfalz Dr1

Pfalz Dr1

ファルツ Dr1

1917年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:5.50m、全幅:8.55m、全備重量:705kg
エンジン:Siemens-Halske Sh3 160HP、武装:7.9mm機関銃×2、
最高速度:201km/h

服用である、ファルツ・D7の派生モデルの三葉機。
中翼はたいへん幅細く下翼も細くなっており、主桁が2本+1本+1本らしく翼間支柱がY字型になっている、
下翼が一本桁の幅細い複葉機を「一葉半」と呼ぶ慣例からいうと、「一葉半半」とでもいうパターンか。

また、ジーメンス・ハルスケの強力エンジンで大径のプロペラを備えたため、主脚がたいへん高くなっている。
同じ系統のエンジンを装備した、ジーメンス・シュッケルトに似た印象の獰猛な感じのデザインである。

10機ほど作られたようだが、評価は低かったらしい。

Pfalz Dr.I Germany

Pfalz D12

Pfalz D12

Pfalz D12

ファルツ・D12

1918年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:6.35m、全幅:9.00m、全備重量:897kg
エンジン:Mercedes D3a 180HP、武装:7.9mm機関銃×2、
最高速度:170km/h

大戦最後期に登場した主力戦闘機だが、性能は同時期のフォッカーD7の方が高かったようだ。
ただし急降下などでの剛性・耐久性はフォッカーよりも優れていたようである。
同時期のスパッドなどの好敵手と言われる。

エンジンが変更されたためか、D3などとは全く違う印象の機体だ。
むしろD7に似た四角いカウルで、優美というより無骨なイメージ。
ラジエーターグリルが大きくなったということなのだろうか。

Pfalz D.XII Germany

Pfalz D3

Pfalz D3

Pfalz D3

ファルツ・D3

1917年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:6.95m、全幅:9.40m、全備重量:905kg
エンジン:Mercedes D3 160HP、武装:7.9mm機関銃×2、
最高速度:169km/h

大戦中期の中堅主力戦闘機で、速度は遅いが機体が頑丈で急降下攻撃に優れていたとされる。
ただし、あまり小回りはきかなかったようなので、いわゆる一撃離脱の典型だったのだろう。

この機体もアルバトロスをさらにスマートにしたような完全に円筒状のスリムボディで美しい。
アルバトロスと同じく当時としては先進的なセミ・モノコック構造である。
エンジンもアルバトロスと同じメルセデスの水冷直列6気筒で、航続力も長い。

Pfalz D.III Germany

Pfalz E1

Pfalz E1

Pfalz E1

ファルツ E1

1915年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:6.3m、全幅:9.26m、全備重量:535kg
エンジン:Oberursel 80HP、武装:7.9mm機関銃×1
最高速度:140km/h

ファルツがライセンス生産していた、フランスのモラン・ソルニエHから作られた、一種のコピー機。
大戦初期のドイツ機はまだ他国のコピーが多かったようである。

アインデッカー(単葉)機ということでフォッカーE1にもよく似ているし、エンジンも同じ。
だが、性能はこちらの方が低かったようで数は少ない。
いかにもドイツ機らしい、ローゼンジ・カモフラージュの塗装。

Pfalz E.I Germany