ファルツ E2
1915年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:6.45m、全幅:10.2m、全備重量:572kg
エンジン:Oberursel U1 100HP、武装:7.9mm機関銃×1、
最高速度:151km/h
ファルツE1の改良版。
エンジン出力が強化され機体がやや大きいがごく少数生産らしい。
この機体は白の塗装に黒の縁取りという、妙に目立つ珍しいカラーリング。
WW1では迷彩もあるが、初期には逆にこういう目立つ塗装も多い。
Pfalz E.II Germany
ファルツ E2
1915年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:6.45m、全幅:10.2m、全備重量:572kg
エンジン:Oberursel U1 100HP、武装:7.9mm機関銃×1、
最高速度:151km/h
ファルツE1の改良版。
エンジン出力が強化され機体がやや大きいがごく少数生産らしい。
この機体は白の塗装に黒の縁取りという、妙に目立つ珍しいカラーリング。
WW1では迷彩もあるが、初期には逆にこういう目立つ塗装も多い。
Pfalz E.II Germany
アヴィアティック C1
1915年ドイツ
単発・複座偵察機
全長:7.9m、全幅:12.5m、全備重量:1242kg
エンジン:Mercedes D II 160HP、
最高速度:142km/h、武装:7.8mm機銃×1
アヴィアティックBシリーズから発展した武装偵察機で、初期モデルは偵察員が前でパイロットが後ろという配列だった。
どうしてそうなったのかよく判らないが後期には普通にパイロットが前という配置に変わったようである。
この時期としてはそれなりに空戦能力もあったようで、英国戦闘機と戦闘して撃墜した実績をもつ。
Aviatik C.I Germany
ファルツ E1
1915年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:6.3m、全幅:9.26m、全備重量:535kg
エンジン:Oberursel 80HP、武装:7.9mm機関銃×1
最高速度:140km/h
ファルツがライセンス生産していた、フランスのモラン・ソルニエHから作られた、一種のコピー機。
大戦初期のドイツ機はまだ他国のコピーが多かったようである。
アインデッカー(単葉)機ということでフォッカーE1にもよく似ているし、エンジンも同じ。
だが、性能はこちらの方が低かったようで数は少ない。
いかにもドイツ機らしい、ローゼンジ・カモフラージュの塗装。
Pfalz E.I Germany
フォッカー・E3
1915年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:7.20m、全幅:9.52m、全備重量:610kg
エンジン:Oberursel U1 100HP、武装:7.9mm機関銃×1、
最高速度:140km/h
フォッカーE1の改良版戦闘機。
エンジンがE1の7気筒80馬力から、9気筒100馬力にアップしている。
またこの機は、インメルマン・ターンを発明したマックス・インメルマンの愛機でもあるそうだ。
インメルマン・ターンはコンバット・フライトシミュレータなどにも出てくる古典的な格闘戦の技術である。
これらEシリーズは単葉の主翼をワイヤーで上下から張っている。
平坦な単葉では立体構造の複葉と違い、強度が出せなかったのだろうけれど、そんな機体で宙返りのインメルマンターンなんかやって 壊れなかったんだろうか。ちょっと不安ではある。
さらにこのワイヤーのうち半分は主翼の撓みコントロールを行なうもの。
この機体までは、まだ主翼のエルロンは装備されていず、翼端そのものを捻じ曲げる方式で、その辺には未だ最初期の飛行機の色を残しているのだった。
Fokker E.III Germany
フォッカー・E1
1915年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:6.77m、全幅:8.51m、全備重量:560kg
エンジン:Oberursel U0 80HP、武装:7.9mm機関銃×1、
最高速度:130km/h
単葉機だが初期の古典的戦闘機。
最高速も現代の普通乗用車より遅いくらいである。
だがこの機の革新的なところは、史上初のプロペラ同調機構付きの機関銃を装備したモデルということ。
それ以前の機種ではプロペラの回転圏外に機銃を置くか、またはプロペラの一部に防弾用の鋼鉄板を取り付けていた。
この、フォッカー発明の革新的機関銃は、パイロットの視線で照準をつけられるメリットに加え銃弾の効率も良くなるせいか、戦場でのドイツの制空権を勝ち取った。
この軍事機密が知られるまで、フォッカーEシリーズは連合軍にとって伝説的なまでに恐れられたという。
だが、ついに連合軍の知るところとなり、同様の機銃を備え、高性能のニューポールなどの新鋭機に奪い取られていった。
Fokker E.I Germany