フォッカー・E1
1915年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:6.77m、全幅:8.51m、全備重量:560kg
エンジン:Oberursel U0 80HP、武装:7.9mm機関銃×1、
最高速度:130km/h
単葉機だが初期の古典的戦闘機。
最高速も現代の普通乗用車より遅いくらいである。
だがこの機の革新的なところは、史上初のプロペラ同調機構付きの機関銃を装備したモデルということ。
それ以前の機種ではプロペラの回転圏外に機銃を置くか、またはプロペラの一部に防弾用の鋼鉄板を取り付けていた。
この、フォッカー発明の革新的機関銃は、パイロットの視線で照準をつけられるメリットに加え銃弾の効率も良くなるせいか、戦場でのドイツの制空権を勝ち取った。
この軍事機密が知られるまで、フォッカーEシリーズは連合軍にとって伝説的なまでに恐れられたという。
だが、ついに連合軍の知るところとなり、同様の機銃を備え、高性能のニューポールなどの新鋭機に奪い取られていった。
Fokker E.I Germany