フォッカー・D8
1918年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:5.86m、全幅:8.34m、全備重量:605kg
エンジン:Oberursel U2 110HP、武装:7.9mm機関銃×2、
最高速度:204km/h
高翼型の主翼が何だかとってつけたような感じの機体だが、実際にフォッカーDr.1の3枚羽根を改造して単葉にしたモデル。
エンジンなどは基本的に同じようだが、最高速度、上昇力のデータが増しているのは主翼の抵抗が減ったためだろうか。
下方視界は間違いなく最高だろうから、地上攻撃や接近戦にはたいへん有利と思われる。
それにしても、この機体といい、DR.1やその他Eシリーズといい、フォッカーのこれらの垂直尾翼の丸い形はデザイン以外の意味があったのだろうか?兵器としての生産性を考えればもっと作りやすい四角とか三角とかにすれば良いだろうに、と思っていたが、骨組みを見ると鉄パイプをぐるっと曲げた枠に羽布を張っていたのだった。
Fokker D.VIII Germany