アルバトロス・D5
1917年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:7.33m、全幅:9.05m、全備重量:932kg
エンジン:Mercedes D3 180HP、武装:7.9mm機関銃×2、
最高速度:186km/h
1917年、春には「血の4月」といわれる大被害を連合軍にもたらした、アルバトロスD3だったが、早くも秋には連合軍側の新鋭機投入でその優位を失いつつあった。
D5は急遽投入された改良型だが、その性能アップは小規模に留まり、急降下時の下翼構造の弱点もあってこの後苦戦をするようになる。
すでに機体の基本設計の限界まで完成されてしまって、更なる性能向上は望めなくなっていたようである。
とはいえ、最後まで非常に大量に生産された主力機種である。
ちょうど、WW2において劣勢に転じた後のメッサーシュミットや零戦とおなじ立場の戦闘機であった。
ちなみに、DVaは下翼などを強化した改良型。
主力で数も多いため、機体塗装のバリエーションも非常に多く、この写真のように個人マーキングの派手なバリエーションに富んでいる。
ALBATROS D.V Germany