Macchi M5

Macchi M5

Macchi M5

マッキ M5

1917年イタリア
単発・単座水上戦闘・偵察機。
全長:8.10m、全幅:9.95m、全備重量:1080kg
エンジン:イソタ・フラスキニ 250HP、武装:7.7mm機関銃×2、
最高速度:209km/h

第1大戦最良の水上戦闘機と言われる傑作機。

世界的にみてもあまり多くない実戦での成功例なのかもしれない。
「紅の豚」に描かれたように、アドリア海周辺ではこのような戦闘飛行艇が活躍していた。

これらの伝統を引き継いだ後継機種が、何度もシュナイダーカップのレースに挑んだ。

Macchi M5 Itary

S.I.A 7B

S.I.A 7B

S.I.A 7B

S.I.A 7B

1917年イタリア
単発・複座偵察機。
全長:9.06m、全幅:13.32m、全備重量:1567kg
エンジン:Fiat A12 260HP、武装:7.9mm機関銃×2、
最高速度:186km/h

フィアットの子会社であるS.I.Aが開発した偵察機。

実用性と取り扱いの良さ、上昇力もすぐれていたが、主翼が構造的に弱いという致命的な問題を抱えていた。

初期の7Sのあと改良され7Bとなっているが、あまり活躍はできず1年ほどで退役している。
後の9Bなどに受け継がれていくこととなる。

S.I.A 7B Itary

Ansaldo A1 “Balilla”

Ansaldo A1 "Balilla"

Ansaldo A1 “Balilla”

アンサルド A1 バリッラ

1917年イタリア
単発・単座戦闘機。
全長:6.84m、全幅:7.68m、全備重量:885kg
エンジン:S.P.A. 6A 220HP、武装:7.7mm機関銃×2、
最高速度:220km/h

イタリア独自開発の最初の戦闘機だが、登場は1918年からと遅く、実戦に参加したのは僅かだったようだ。
SVA偵察機をベースに小ぶりに作られたが、すでに実戦投入されていたニューポールなどより操縦性など劣り改良が加えられた。

ただし、生産数160ほどの半数近くはポーランドに売られ、ソ連との紛争に使用されている。

Ansaldo A.1 Itary

Ansaldo SVA 5

Ansaldo SVA 5

Ansaldo SVA 5

アンサルド SVA 5

1917年イタリア
単発・単座戦闘爆撃機。
全長:8.10m、全幅:9.19m、全備重量:900kg
エンジン:アンサルド 220HP、武装:7.7mm機関銃×2、
最高速度:225km/h

大戦末期におけるイタリア空軍の主力戦闘爆撃機。
上昇力、高速性、航続力に優れた高性能機だったようだ。

イタリアからアルプスを越えて長駆往復1000km以上を飛行し、ウィーンを空襲した逸話をもつほどの大航続力だったという。
姉妹モデルのバリエーションも多く、フロートを付けた水上機や、複座の偵察機、爆撃型などもある。

翼間支柱が前方から見ると独特のW型のトラス構造のようになっている。
このような形式は意外と有りそうで無いやりかたではないだろうか。

Ansaldo SVA 5 Itary

Macchi M7

Macchi M7

Macchi M7

マッキ M7

1918年イタリア
単発・単座水上戦闘機。
全長:8.10m、全幅:9.95m、全備重量:1080kg
エンジン:イソタ・フラスキニ 260HP、武装:7.7mm機関銃×2、
最高速度:210km/h

小型飛行艇タイプの高速水上戦闘機。
「紅の豚」に出てきそうな推進エンジンの水上機だ。

飛行艇タイプなので重くても空力が良いせいか、水上機にしてはずいぶん高速で高い性能をもっている。
重量がある分上昇力などは劣るが、ほとんど名機スパッド13に引けをとらないほどの高性能である。
また、イタリアらしくデザインがとても洒落た感じに見受けられる。

この機の開発の大元のアイデアはハインケル設計のブランデンブルグの戦闘飛行艇と言われる。

ちなみに、「紅の豚」の主人公の後半の新型愛機のモデルとなった、「マッキM.33」は、これの7年後にシュナイダートロフィーのために作られたレーシング機。

Macchi M7 Itary