Farman F40P

Farman F40P

Farman F40P

ファルマン F40P

1916年フランス
単発・複座偵察機。
全長:9.25m、全幅:17.67m、全備重量:1123kg
エンジン:ルノー 130HP、武装:7.7mm機関銃×1、
最高速度:149km/h

大戦初期のフランスの代表的偵察機だが、日本で初めて飛んだあのアンリ・ファルマンに近い機体レイアウトをもつ古典的デザインである。
この機体の設計にはアンリ・ファルマンとモーリス・ファルマンの兄弟合作であたっている。

性能的にも最高速149km/hで1000m上昇時間15分と古典的だ。
ただ、これが1916年で、そのたった2-3年後にはニューポール29やスパッド13などの高速・高性能機が出てくるのだから、このころの航空機の 発達速度には驚くべきものがある。

実際の戦闘シーンでも新鋭機が投入されるたびに制空権の勢力分布が変わる時代でもあったようだ。

Farman F40P FRANCE

モーリス・ファルマン

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モーリス・ファルマン

1914年日本(フランス)
単発・三座偵察機。
全長:?、全幅:?m、
エンジン:ルノー 100HP、武装:不明、
最高速度:96km/h
モーリス・ファルマン大型水上機

大正3年、それまで使われていた同じモーリス・ファルマンの小型水上機を強力にしたモデルが輸入された。

こちらは従来型「モ式小型」に対して「モ式大型水上機」と呼ばれ、横須賀海軍工廠で国産化された。
中国・青島でのドイツ軍攻撃に1機が参戦し、日本初の実戦経験ももつ機種として有名。

日本海軍揺籃期の代表的機体で、後の「横廠式」シリーズを開発する礎となったことだろう。

モーリス・ファルマン Farman Japan