Junkers E1(J1)

Junkers E1(J1)

Junkers E1(J1)

ユンカース E1(J1)

1915年ドイツ
単発・複座戦闘機。
全長:8.62m、全幅:12.95m、全備重量:1080kg
エンジン:Mercedes D2 120HP、武装:?
最高速度:170km/h

世界初の実用全金属機として有名なユンカースの最初の試作機。
0.2mmの鉄板で作られ、支柱や張線無しの片持ち主翼も非常に先進的。

流石に写真で見ると中翼の翼の付け根が異様に太い。
試験飛行で170km/hと、この時期の飛行機としてはたいへん高速を記録したが、逆に旋回性能は全く悪く、また重すぎて上昇性能も悪かった。

この時期の戦闘機としてはこの2つの性能が悪いのは致命的で、開発は中止され次のモデルに移行していった。

このモデルがユンカースで言う「J1」だが、後の実用地上攻撃機「J4」も軍用名称は「J1」と称される。
この最初の「J1」は、軍の呼称では「E1」と言われている。
ユンカースの場合、このへんがややこしいので注意が必要。

Junkers E1(J1) Germany