大岳鍾乳洞

(おおだけしょうにゅうどう)
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東京都あきる野市(全長1002m 観光部分300m)都天然記念物  WEB
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昭和36年に発見され、古くから観光洞として公開され、東京都ということもあり昔から有名な鍾乳洞です。
はるか昔、中学校のころに友人と来たことがあります。

小規模で観光公開が古いので、洞内の生成物などの保存は良くはなく、正直あまり綺麗な鍾乳洞ではありません。
かがんで入る入り口から、洞内はおおむね天井が低く、部分的には狭いところを通る部分もあります。
また、一部立体的になる部分もありますが、おおむね水溜りに沿って水平に移動する部分が多いです。
受付でヘルメットを貸してくれますから、素直に被って行くことをおすすめします。
全般に狭い空間ですから、腰の痛い方にはおすすめしません。

しかし、この鍾乳洞の価値は、洞窟そのものよりも受付売店の名物おばあちゃん。
たぶん、2014年ごろには百歳になられるかと思いますが、亡くなられたおじいさんが洞窟を発見・開拓して以来、ずーっとこの地に通って受付とお土産屋さんのお仕事を続けてこられて今も現役なのです。
暇なときにお邪魔すると、いろいろ昔の話やご自身の一代記を聞くことができます。
(というか聞かされるというか(^^;)
私も小一時間お話をうかがって、挙句に「芸者ワルツ」を合唱してきました(笑)
おばあちゃんに会いにここまで来るファンも多いようです。

林道は奥深く、もう少し上流まで行くと大岳沢大滝も見られます。

2010 by 猫仙人


【付記】
100歳まで受付に立ち半世紀鍾乳洞を守ってきた名物看板娘のおばあちゃんは、2016年3月に100歳で旅立たれたそうです。
ご冥福をお祈り申し上げます。

現在、鍾乳洞はお孫さんご夫妻が受け継がれ、付近のキャンプ場とともに経営されているようです。
受付のお店も徐々にリニューアルされ、鍾乳洞内部も綺麗に再整備されているようです。
若い世代に受け継がれ、鍾乳洞も新たな生命を吹き込まれて悠久の歴史を続けてゆくことでしょう。

WEBサイト

林道わきの橋をわたると売店があり、その裏が洞口
林道わきの橋をわたると売店があり、その裏が洞口

茶店のわきには、洞口へ向かう木戸が。
 茶店のわきには、洞口へ向かう木戸が。

入り口はすごく小さい。 しゃがみながら出入りする。
入り口はすごく小さい。
しゃがみながら出入りする。

内部はおおむね狭い水平道で、部分的に溶岩洞的な雰囲気もある
内部は一部立体的で、部分的に溶岩洞的な雰囲気もある

立体部分を登る狭いルート水が溜まってる通路をかがんで歩くので腰がいたいかも
水が溜まってる通路をかがんで歩くので腰がいたいかも

入口と出口は同じです
入口と出口は同じです

この説明看板自体が年代モノ
この説明看板自体が年代モノ

名物おばあちゃん。 いつまでもお元気で。
名物おばあちゃん。
いつまでもお元気で。

すこし上流に行くと大岳沢大滝があります。 落差約25m。
すこし上流に行くと大岳沢大滝があります。
落差約25m。


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