(あぶくまどう)
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福島県田村市(旧:田村郡滝根町) (全長2600m 観光部分600m) WEB
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比較的近年に(1969)採石場の現場で偶然発見され、そのまま調査・開発・観光公開(1973)と、最初から手付かずのまま観光開発された歴史があるので、鍾乳石や生成物が荒らされないまま保存・公開され、素晴らしい景観が誰にでも楽しめるオススメの観光洞。
中でも「滝根御殿」と名づけられた大ホールは、天井まで30m以上の空間に絢爛な2次生成物が満載され、鍾乳洞の醍醐味が味わえます。
現在では、古くからの伝説も残された「鬼穴」と-大滝根洞-あぶくま洞と繋がっていることが確認され、一般公開されていない連結部分には高さ90m以上の大空間も存在することが判っています。
昔、たまたま仕事で福島の郡山から原町へ車で抜けたことがあり、その際に途中サボって数十キロ寄り道して、初めて行きました。
仕事中なので駆け足で通り抜けたものの、予想を遥かに越えたその素晴らしさに、そのうち必ずゆっくり来よう!と思いました。
それから20年ほど後に子供連れの家族旅行で再訪しました。
探検コースが増えていたのと、巡回コースもちょっと変わっていたかもしれません。
周辺施設も観光地としてきれいに整備されていました。
ここは少なくとも関東から近い地域では最大・最高の観光鍾乳洞です。
蝙蝠飛び交う滝根御殿は、鍾乳洞に興味ある方なら絶対必見です。
多少遠くから無理してでも行ってみる価値は保証します!
2006 by 猫仙人
今は使われていない、石灰岩採石場の切端の断崖がそびえる台地上に、あぶくま洞はあります。
広い駐車場と観光施設が整備されています。
「洗心の池」は、洞内の流れが地中に吸い込まれていく終点になっています
洞内の鍾乳石や生成物は、荒らされていないため見事な景観が見られます。
洞内には、「探検コース」というオプションルートがあり、実際には探検というほどではないが、狭い水流沿いの回廊をたどる面白いコースです。
天井が低い部分が続くので、腰が痛くなる方にはオススメしません。
「石化の樹林」と呼ばれる一角は、鍾乳石や石筍がたいへんな密度で埋まっている。
「滝根御殿」には壁面を埋め尽くす生成物や、巨大な石筍・石塔、カーテン状の鍾乳石など、広い空間が絢爛豪華に飾られている。
蝙蝠も飛び交う、地底の宮殿。
(残念ながら広すぎて全体の写真が撮れていない)