(だいますしょうにゅうどう)
——————————————————————————–
東京都西多摩郡 (全長45m 観光部分30m?)
——————————————————————————–
日原の帰りに、日本で一番小さな観光洞と噂の大増鍾乳洞にも寄ってきました。
当然ながら受付小屋には誰もいないので、ブザーを押すと母屋からお兄さんがばたばた上がってきて、まず一声。
「うちの洞窟はすっごく小さいですよ!大丈夫ですか?」
「うん、知ってる知ってる大丈夫」と苦笑い。
以前にクレームでも言われたんでしょうか (^^;
入り口はなんと、小さな小屋の土間のようなところに伏せてある網戸を開ける、「床下収納庫」式。
裏山に入っていくものとばかり思っていたのでびっくり。
今週になって初めてのお客さんです、ということでしたが、いきなり独りで飛び込んできたおじさんにも丁寧に案内・解説してくれました。
ほんとにコンパクトな鍾乳洞ですが、生成物がみな出来はじめという感じで、こうやってカーテンやフローストーンが出来てゆくんだというのが実感できました。
また、綺麗なストローの群れが貴重です。
真っ白というよりむしろ透明な鍾乳石は、青年が自画自賛しても、もっともだと思います。
なにしろ自分の家の庭にこれだけ貴重な鍾乳洞があるんですからねえ。
観光というより、じっくり学習というつもりで見たい方にはぜひおすすめです。
2004 by 猫仙人
—日原街道沿いの、この民宿のすぐ裏に鍾乳洞はある。
位置と規模でいうとまるで防空壕のようなものだが、鍾乳石の美しさは絶品。
案内人がいれば、丁寧に解説しながら案内してくれる。
大増鍾乳洞は、2011年9月の台風被害により洞内立ち入り禁止になったという情報を得て、その後民宿は休業となり、2013年には取り壊しとなっていました。
その後、閉鎖中としか情報が無く、どうなっているのかよく判りません。
2014年5月時点でのGoogleストリートビューによると、民宿再建の気配はまだありません。
しかし、ストリートビューをよく見ると、鍾乳洞の入口となっている小屋は、そのまましっかり残っています。
いつか再公開されることを期待します。