福来口鍾乳洞

(ふくがぐちしょうにゅうどう)
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新潟県糸魚川市 (全長2,715m 高低差92m 観光部分なし)WEB
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福来口と書いて「ふくがぐち」。
青海マイコミ平からの水の流出のほとんどを担う、地下水流の吐出口となっている鍾乳洞。
ここから出てくる水が、田海川の大半の部分の水源となっているという。

地下水を水源とする田海川はそのために水温が低く、海から僅かの距離の低地にもかかわらず、イワナが生息している。
福来口(ふくがくち)鍾乳洞は標高180mほどのところにあり、雪解け時期には膨大な水量を吐き出しているが、この時は水量が少なかった。

大規模な横穴鍾乳洞だが鉱山の敷地内で内部は公開されておらず、内部資料も公開されていないが、昔は入口付近は小舟で渡るような池となっていて、一時間ほど行った奥には鍾乳石の豊富なホールがあり、さらに水路の奥はサイフォンとなっているという。
また、昔の調査では上層部の新洞も見つかっているらしい。

福来口鍾乳洞は、過去の石灰岩採掘切羽の下に口を開けている。

福来口鍾乳洞は、過去の石灰岩採掘切羽の下に口を開けている。

四角い洞口から右に伸びている水平の溝は、以前ここから水を引いていたころの水路跡。現在は使われていない。

洞口から右に伸びている水平の溝は、以前ここから発電用の水を引いていたころの水路跡。現在は使われていない。


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