ウラナミアカシジミ

ウラナミアカシジミ (シジミチョウ科)【裏波赤小灰蝶】
(学名:Japonica saepestriata)

ウラナミアカシジミ

2020/05 東村山市八国山

雑木林に住むゼフィルスの仲間で、「アカシジミ」と同属で表の色柄はたいへん似ていますが、裏模様が全く違います。

薄オレンジの地色に黒い太点線を多数描いたような柄は他にないものなので、裏地が見えれば同定は間違いない蝶です。

アカシジミ同様、クヌギやコナラなどを食草とし、昼間は葉や花に止まっていることが多いようです。

朝夕以外あまり動かないので羽根の表の写真がなかなか撮れません。

東京都、埼玉県など全国のあちこちで絶滅危惧種となっています。

ムラサキシジミ

ムラサキシジミ (シジミチョウ科)【紫小灰蝶】
(学名:Narathura japonica)

ムラサキシジミ

2017/06 東村山市八国山

都会周辺でも見ることのできるシジミ類の中で、もっとも綺麗な種類のひとつです。

ただし、羽根裏はたいへん地味なので、羽根を立てて閉じている場合はまったく目立たず、ほとんどの人が関心をもたないでしょう。

お天気の日当たりのよいところでは、写真のように羽根を広げて「日向ぼっこ」をすることがあるのでたいへん目立ちます。

食草がカシ、シイ、コナラ、クヌギなどなので、町周辺の雑木林でも繁殖できるのでしょう。

幼虫を蟻が護衛する習性をもつことでも知られています。

アゲハの吸水

アゲハの吸水

アゲハの吸水

梅雨時のある日、菖蒲花盛りの北山公園のあぜ道でナミアゲハがたくさん飛んでいた。
畦の一角にかたまって群れていたが、よく見ると浅い水溜りで吸水しているようだ。
雨もようで、このような水溜りはあちこちにあるのだが、この一角にだけ飛んでは戻って群れているのはどういう理由だろう。
何かこのへんの土だけ塩分が多いとか?
さては、犬がおしっこしたか?