八国山とは?

都立公園マップより

都立公園マップより


「八国山」は、東京都と埼玉県の境、狭山丘陵の東端に位置し、北側を埼玉県所沢市に接する東京都東村山市の里山です。
東西最大2km弱、南北約300mほどの小さな丘陵ですが、宅地化著しいこのあたりに残された貴重な森となっていて、都立の緑地公園として保護されています。
かつて、上野・下野・常陸・安房・相模・駿河・信濃・甲斐の8つの国を望むことができたとされ、「八国山」の名前もそれに由来しているそうです。
丘陵の尾根の東端には、新田義貞が「久米川の戦い」の際に陣を張った場所とされる「将軍塚」の石碑があり、麓には古戦場跡もあります。
また、南麓には、花菖蒲園で有名な東村山市・北山公園があり、映画「となりのトトロ」出てくる「七国山病院」のモデルになっているといわれる病院もあります。
残念ながら北側の所沢市側は尾根の直下まで住宅地となってしまっていますが、南側斜面はかろうじて残された古き武蔵野の自然が見られるところです。
季節に応じてさまざまな鳥や昆虫・植物に出会うことができます。

八国山を空からみる(google)

八国山を空からみる(google)