センボンヤリの閉鎖花 雑木林だより 2025.11.10 センボンヤリの閉鎖花 秋になり、「センボンヤリ」がその名の由来である槍のような閉鎖花を立てています。 秋に咲く「閉鎖花」は、春のように開花せず、蕾のようなままの開かない花の中で自家受粉して種を作ります。 春の陽光の中では強い太陽エネルギーを使って花を開花させ、他花受粉によって遺伝子の多様性を高め、晩秋の弱い陽光の中では開花を避けて自家受粉によりクローンを残すという、種の存続のための保険をかける営みです。