【安物MTBで秩父路を行く】
by 猫仙人
前回は期せずして山走りとなってしまったので、今度は秩父路を巡礼の札所など巡りながら、気ままにのんびり走ってみよう、という趣旨で西武線で秩父へ。 秩父駅で自転車を組み立て、前にウォーキングしたことのある影森へ。 まずは、弘法大師ゆかりという札所二十六番円融寺へ。 ![]() その昔、弘法大師が観世音のお告げで拓いたという、26番札所。 石燕の絵が寺宝として有名だそうである。 そして、ここの名所は裏の山上にある「岩井堂」という懸崖造りの建物である。 ![]() その少し先に、27番札所の大渕寺がある。 ここも弘法大師が関係しているようである。 また、裏山の岩の上には観音像があり、登拝する道は先の円融時・岩井堂に続くハイキングコースとなっている。 ![]() ![]() 観音像は10mぐらいある大きなものだ。 山道はその先ハイキングコースとなる。 ![]() 大渕寺の裏から登っていった山道は、戻るような方角に続き、先に通った円融時の裏山である岩井堂へと続く。 岩井堂は山中の岩壁の懐にある懸崖舞台造りの建築である。 京都の清水寺をミニチュアにしたようなつくり。 よくぞこんな場所に建築したという感じである。
![]() あの「橋立鍾乳洞」を擁する大岩壁の下に接して立てられたお堂。 札所第28番で、馬頭観音を祀る。 茶店が何軒かあるので、ひと休みして手打ち蕎麦をいただくことにする。 今日は時間があまり無いので鍾乳洞はパス。 ![]() 橋立からバイパスの橋を渡り浦山ダムの下を走り抜けると29番札所の長泉院。 綺麗に手入れされた庭園に囲まれた雰囲気のよい札所である。 大きなしだれ桜の樹がある。 ![]() 以前歩いて回ったことのある、しだれ桜で有名な清雲寺などを過ぎると道脇に相撲の土俵が。 小さな観音堂の正面にあり、いかにも奉納相撲のための土俵である。 今も続く「信願相撲」として有名だそうである。 この観音堂は、もともとは坂上田村麻呂により創建されたなどと物凄いことが書いてある。 本当だろうか。 ![]() ![]() ![]() 瑞龍山・法雲寺 荒川沿いに遡り白久から山道をしばらく登ると30番札所の法雲寺。 秩父熊倉山登山口の白久温泉の裏である。 登り道はけっこうしんどい。 秋色にほのかに色づく、野趣溢れる庭園をもつ。 本尊の如意輪観音は唐の玄宗皇帝の作などと、これまた物凄いことが書いてある。 ![]() 三峰口駅 途中他にもいろいろ寄り道しながらのサイクリングの終点は秩父鉄道・三峰口駅。 今回もけっこうしんどいサイクリングであった。 殆どただの札所巡りなのに、何でこんなに疲れるのかというと、やはり自転車が重たいからである。 やはり「ポタリンコ」向けとはいえないマシーンである。
早くも2回の「ポタリンコ」でマシーンの限界を感じてしまったので、決定版マシーンの選定に本腰を入れることに。 その結論が、「BD-1」となったわけである。 --> BD-1とは? --> Copyright (C) Neko-Sennin 2004 |