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火打山 (1)


黒沢の仮橋
1-1. 黒沢を横切る


笹ガ峰より歩き始めて1時間、黒沢を横切る。
昔は苔むした清流だったとのことだが、
今は水害によって荒れた沢になっていた。
丸太を組んだ仮橋がかかっている。

晴天が続いていたせいか、
川岸が荒れているわりには、水はきれいだった。




急登
1-2. 急登を登る


黒沢を渡るとすぐに、十二曲がりの急登となる。
岩と土混じりの蒸し暑い道を息を切らせて登る。
だが、この登りは思ったほどには長くは続かない。

意外とすぐに十二曲がりは終わるが、
実はその上で再び始まる急登の方がきついのだ。

背後に開けてきた白馬岳北方稜線の展望に
励まされながらがんばろう。




展望
1-3. 展望が開ける


急登が緩んであたりが明るくなってくると、
富士見平の分岐をすぎ、
いよいよ火打山が姿をあらわす。
左手の方には焼山も並んでいる。
風通しも良くなり、涼しい風がここちよい。

ここまでくれば、小屋まで散歩気分だ。





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